公認外部監査人会

挨拶

企業等の組織は、ESG等の社会性を強く求められ、経営環境はこの10年で目まぐるしく変化してきている。企業の目的は利潤追求であるとされてきたが、ここにきて大きく時代が変わり「企業の目的は社会貢献で、利潤追求はその手段である」との考えに変化してきているのではないだろうか。企業の目的は利潤追求であると言えない時代に変化してきたようにも思えるのである。目的は人間の幸福であり、企業の利潤追求が目的であってはならない時代になりつつあるのである。企業等の組織は人間が幸福になるためのツールであり手段である。しかし、一方で、大企業は、利益を社内留保しステークホルダーに配分しようとしない。「当社は株主のための会社です。」とまで主張する経営者が出てきている。企業組織の社会性を考えたとき、企業は株主のためのツールであってはならないのではないだろうか。企業はストックホルダーのためではなく、企業に関わる株主も含めた即ちステークホルダーのための存在でなければならない。従って企業の社会性はこれからの企業存立の絶対条件であろう。社会性の土台の上に利潤追求をしなければならない。利潤追求をすることも当然に企業の正義である。利益を上げられなければ企業は倒産する。企業は倒産してはならず倒産するほどの企業悪はない。社会性の土台で利潤追求を行い見事にゴーイングコーンサーンを基に経営実践することこそ重要であろう。
公認外部監査人は、企業組織等の社会性と利潤追求の適正を外部から監査する専門家である。これからの強い企業体質は社会性があり社会から支持された企業のみが生き残り発展するのである。わが、公認外部監査人は、企業発展のためのツールとなりチャンスとなるであろうことを強く信ずるのである。日本公認外部監査人会は、人類の幸福のために日本経済と日本社会のために邁進する所存である。
私の考えを述べさせて頂き就任のご挨拶に代えさせて頂きました。宜しくお願い申し上げます。

令和2年1月

日本公認外部監査人会